仕事的な状況と所感
新作ミュージカル、新曲発表、アレンジでがっつり関わった演奏会、どれも非常に楽しみにしていたのだが、すべて吹っ飛んだ。
演奏家と比べると、作品自体はもうできているし、公演の規模的には延期である場合が多いので、それについては一安心なのだが、新しいプロジェクトも立ち上げづらいし、困ったことには変わりない、という状況である。
もちろんサラリーマンと違って自粛してもお金は入ってこないので、それももちろん困るのだが、やはりそれ以上に苦心して書いた音符や打ち込んだ音を結局世間に披露できなかった。それによって、その苦労の結果がどんな感じだったのか、フィードバックがないのである。これがもっとも気持ち悪い。
何が楽しくてこんな不安定な仕事をしているのかというと仕事にその蓄積と解放のカタルシスを求めることができるからである。これがすかされるとなると、やはり気持ち悪いのである。
現況
やりたかった勉強もしつつ、東京都の動画プロジェクトの案を練り、ゆっくりとミュージカルのオケを作曲しているのが今5月上旬。
政治について
音楽家の末端として言うと、お世辞にも対応はいいとは思えない。持続化給付金は助かったけど、自粛の規定とか、いろいろ言いたいことはある。
これについて考えるのも非常にしんどい話である。
twitter等を見れば怒号が飛び交っている。はっきり言って稚拙な内容のものも多い。
SNSで議論などできるわけがない。まだ2chのほうがマシである。なぜかというと発言者が何者であるかが大きく関わってくるわりに、扱える情報自体が平等であるからである。
とはいえ声を上げないで黙っているのもどうか、という意見も理解できる。議論が成立しないまでも、自分の意見は置いている人も多い。立派だと思う。
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