昔の箏は調弦がかなり低かった?箏奏者に色々きいた

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いわゆる、普通の箏について、実際にプレイヤーに質問して

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箏についての基本知識

今回使用したのは十三絃箏である。最もポピュラーな箏といえる。

標準的な十三絃箏の音域。もちろんこの外も調弦は可能。
みだれ(作曲 八橋検校)夜
八橋検校「みだれ」

類似の楽器は古くは弥生時代にも発掘例があるらしいが、十三絃箏に関しては唐から入ってきたものが由来だそうで、そのまま雅楽へ定着した。ちなみに、「琴(きん)」とは違う楽器で、柱で音程を固定するのが「箏」で、いわゆるフレットレスみたいな感じで押さえて音程を取るのが琴である。

他に拡張版といえる十七弦、二十弦などがあり、豊富な音域や既存の曲が少ないという事情もあり、現代曲などはそちらのほうが多い印象もある。

二十絃箏のための『琵琶行き』

Akira Ifukube: Pipa Xing (1999)

伊福部昭晩年の大作。管弦楽においてその作風を盤石にした伊福部が、たった一人のための曲でもその表現をなし得るというところまでたどり着いた境地だという。
余計なことをせず、余韻に耳を傾けるためのすごい曲。

他にも武満徹等、触れなければならない楽曲は多いので、折をみつけて追記します。

ちなみに昔は箏の曲は全体的に音域が低かったという。どのくらい低いかと言うと5度程度低いとも言われてるそうである。なので、調弦を低めに集めて、全体的に弦を低く保つことも可能である。
低音域に調弦をクラスター状に集めるのは面白そうだなとは少し思ったが、今回はコンセプトを考え、自重した。こんど書くときはそれも是非やってみたいなあ。実際低めの調弦に合わせてもらって、いろいろ演奏してもらったが、なかなかおもしろい音がした。

その他、お話を伺って印象に残ったこと

・門下でのつながりが大きい。

・譜面は読めるがそれをすべて箏用の数字・記号を振り直して演奏していた。

・十三絃の箏は、山田流が改良したから、山田流のものが現在多いらしい。

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