”鵺(2018-2020)”for Violin solo

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[作品]室内楽/管弦楽
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もともとヴィオラとチェロのために書いたのだが、ヴァイオリンソロになおしても曲調のイメージを損なわないな、ということに気づいたので、ヴァイオリン独奏に編曲した。

ヴァイオリニスト迫田さんの不吉な音に良く合っていると思う。

絵は作曲家で妖怪オタクの一色萌生さん。

Nue(2020) for Violin Solo (Violin:Kei Sakoda)ヴァイオリンソロのための「鵺」
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ヴァイオリン独奏版初演当時のプログラムノート

鵺(ぬえ)とは夜に鳴く妖怪で、古来よりその声をきくと不吉を運ぶとされた。 もともと2018年にヴィオラとチェロのために書かれた曲で、タイトルはなく、一色萌生君という作曲家にタイトルをつけてもらった。ちなみに彼は今そのコンサートがきっかけでONTOMOというWeb雑誌で鵺の記事を書いている。

それにしても、「声を聴いて不幸になる」というのは具体的に何が起こっているのだろう? 鵺自身が不運を運搬してくるのだとしたら、声に乗せてその不運のオーラみたいなものも発しているんだろうか。鵺も努力して、舞でも舞ってそのオーラを捻出しているのだろうか。そのさまを想像しながら作曲した。

冒頭は鵺のトラツグミに似ていたと言う鳴き声と不吉のオーラ。それらを撒き散らす中盤、そして消えていく終盤という流れ。

不吉な鳥の音楽を聴いて、2020年の厄払いをしましょう。

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